第42回全労済小学生作品コンクールの版画の部で岸和(のどか)さん(大根小5年)が県で金賞、全国で最優秀賞に輝いた。また、同コンクール作文の部では森莉菜さん(同3年)と莉穂さん(同1年)の姉妹が、それぞれ県で金賞に輝いた。
県全体で版画の部には3429点、作文の部には70点の応募があった。
一版多色刷り楽しさ見事に表現
岸さんの受賞作のタイトルは「リズムにのって、さぁいくぞ!」(=写真)。楽しげにキーボードを弾く自分と微笑ましく見守る友人を彫り、水彩絵の具を用いた一版多色刷りで表現した。制作に当たり構図をデジタルカメラで様々なアングルから撮影。表情も鍵盤もしっかりと捉えられるポイントを探った。こだわりは服のしわ、色の変化。肌、上着には複数色を混ぜ、楽しく演奏する雰囲気を表現。家に持って帰り作業をした事もあった力作だ。
小学校の教科では音楽と図工が好きだという岸さん。今回の作品では両方が生きている。岸さんは「私より上手な人がいるのに、自分が受賞するとは思わなかった。全国に出展されたとは知らなかったので、受賞を聞いた時は家族で喜びました」と笑顔で話した。
宝物はランドセルと家族
作文共通題は「ぼくの・わたしのたからもの」。姉の莉菜さんは題「わたしのランドセル」で毎日背負う学校生活一番の相棒を書いた。母親から「6年間使うからよく考えて決めて」とオーダーメイドで選び、大好きなピンクの冠(かぶせ)を開けると中に名前が刺しゅうされた世界に1つのランドセルだ。
学校に行きたくない日は重く、早く行きたい日は教科書が沢山入っていても軽く感じることに触れ「ランドセルは、わたしの気持ちを分かっているよう」と表現。「せ中で、いつもわたしを見守って、つつんでくれる、家族のようなそんざいです(原文)」と結んだ。
妹の莉穂さんの作品は「わたしのかぞく」。仕事を頑張る父を手伝った事、肺炎を患った母を心配する様、けんかもするが仲睦まじい3姉妹のやり取りなど莉穂さんにとってかけがえのない物が詰まった作文だ。 「おもいっきりないても、おこっても、きょうだいげんかをしても、あたたかくみまもってくれるかぞくはわたしのたからものです(原文)」と家族への愛情を素直に表現。文章を書くのは「好き」という莉穂さん。姉妹で毎日絵日記をつける。受賞に森姉妹は「すごく嬉しかった」と笑顔で話した。
森姉妹は、神奈川新聞社主催の「道に関する作文」コンクールでも莉穂さんが主催者賞を、莉菜さんが銀賞をそれぞれ受賞している。
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