秦野市は2014年11月に「秦野市公共施設の利用者負担の適正化に関する方針」を定め、現在使用料などの見直しを進めている。その一環として今年の夏を中心に、一部施設で子どもを対象とした無料化や一般開放などの実証実験が行われる。
市は公共施設の利用者減少などの観点から、公平な税負担を図るため使用料などを検討中だ。一方で子育て環境の充実化など、メリハリのある使用料制度を目指している。そこで財政面や施設管理の課題を把握することを目的に、7月以降大きく2つの内容で実証実験を行う。
1つ目は市内の中学生以下の子どもを対象に、期間を限定して市営プールなどを無料開放する。中央運動公園の水泳プールは7月1日(水)〜8月7日(金)と8月17日(月)〜9月6日(日)。同施設は毎年開設期間中約1万5000人以上の子どもが利用し、混雑が予想される8月8日(土)〜16日(日)は対象外。おおね公園の温水プールでは夏休みの混雑時を避け、9月1日(火)〜9月30日(水)に実施。総合体育館はメインアリーナや第1武道場などで7月1日〜8月31日(月)に実施する。市内公民館では卓球台の利用を対象に、7月1日〜8月31日(小学生以下は大人同伴)に行う。全施設個人利用に限り、予約は不可。
2つ目は、従来開放していなかった公共施設内の対象部屋の一般開放。行政財産の目的外利用として試行的に実施される。対象は、くずはの家の研修室(40人収容)、桜土手古墳展示館の映像室(70人収容)、市立図書館の視聴覚室(80人収容)。使用料は一律500円/1時間。期間は7月1日〜9月30日で、希望者は各施設に予約が必要。ただし営利目的の利用は禁止。
市公共施設再配置推進課によると実証実験の終了後、現場状況などの結果を元に職員体制や具体的な準備内容の検討を行うという。担当職員は「将来にわたって維持していくために、施設利用や税負担について市民の皆さんに考えてもらえれば」と話し、理解と協力を呼びかける。今後、公共施設再配置計画の一環として本格実施に向けて進めていく予定だ。
問い合わせは市公共施設再配置推進課【電話】0463・82・5122へ。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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