神奈川県立秦野曽屋高等学校で6月8日、自転車通学の生徒を対象とした、「自転車安全点検キャンペーン」が実施された。
同校では今年度、自転車のマナーアップに力を入れている。6月1日に道路交通法が改正され、自転車の罰則が強化されたことをうけ、同校PTAから市に打診があり今回のキャンペーンが実現した。
当日は、同校PTAや秦野警察署、市交通安全対策協議会等の会員約40人が参加。生徒の通学時間帯に合わせ、同校正門付近で啓発チラシ等を配布しながら、マナーアップを呼び掛けた。
市担当者は、イヤホン等をしながら運転していた生徒は見当たらなかったといい、「危険行為という事をしっかりと認識しているようで、生徒の意識の高さがうかがえた」と話している。
その後は、県自転車商協同組合秦野支部(桑田誉士人会長)に所属する整備士による無料点検が同校駐輪場で行われた。タイヤの空気やブレーキの利き等を1台ずつ調べ、不備や調整が必要な場合はその場で対応した。備品等は同支部が無償で提供。桑田会長は、「ブレーキや車体の湾曲は走行に危険を伴う。保護者がしっかりと子どもの自転車をみて」と話した。
秦野市内の公立高校3校では、全校生徒の半数にあたる約1350台の自転車が通学用に登録されている(秦野/約550台、秦野曽屋/約450台、秦野総合/約350台)。
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