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秦野 教育

公開日:2016.10.01

美味しい米を召し上がれ
地域で連携 東小の稲刈り体験

  • はざかけは“努力の稲穂”でいっぱいに

 東公民館西側の田で9月26日、東小学校(大津道雄校長)の5年生95人が稲刈りをした。

 小学校の野外活動の一環として、東地区社会福祉協議会と自治会が組んで、地域の独居高齢者に小学生が作った米を食べてもらおうと行われている。

 『あずまの里・稲づくり体験教室』と題し、児童がモミ蒔きをし苗作りをするところから米作りの全過程を体験。農業の重要性や農家の苦労、食物の大切さを学ぶとともに、地域住民との人間関係を育む狙いだ。

 田は休耕地となっていた場所を提供してもらい、神奈川県産キヌヒカリの種4kgと専用肥料40kgはJAはだのが提供。地域自治会などの協力者が指導、児童が育て、JAはだの東支所で精米する。婦人会が料理し、民生委員が独居高齢者に届ける仕組みだ。

 当日は、世話人として1999年から活動を行う湯山良男さんが「日照不足などの条件が悪い中、みなさんの努力の稲穂が実った。楽しんで稲刈りを体験してほしい」とあいさつし、要領を説明。児童らは鎌で稲を刈り藁で束ね、はざかけに干す作業に汗を流した。宝槻晴都(はると)君は「束ねるのに苦労した。美味しく食べてほしい」、近藤央都(おと)さんは「刈るのが大変だった。収穫祭でお米スイーツを作るのが楽しみ」とコメント。大津校長は「地域に支えられ、このような活動もできている。いつか『東地区って良い所だな』と思ってくれれば」と思いを話した。

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