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秦野 人物風土記

公開日:2017.01.07

2017年秦野市新成人のつどい実行委員長を務める
渡邉 亮さん
鶴巻在住 20歳

人生フルスイング

 ○…「夢」。今年のテーマに地元への思いを込めた。「今まで秦野で育ててもらった。当て字にして何かできないか」。約1カ月かけて、自身を含め実行委員のメンバー全18人と知恵を絞った。ひらがなで「はだの」を縦に並べ、「20歳になって、夢を思い描いていた自分から、夢を叶える自分になりたい」との思いでテーマにたどり着いた。「当て字にするのはなかなか難しく、1番苦労した部分かもしれない」と苦笑する。

 ○…昨年9月、中学時代の恩師から「実行委員をやってみないか」と連絡が来た。成人式は一生に一回のイベント。何らかの形で携わりたいと即答。「やるなら思いっきりやりたい」と実行委員長になり、企画や構成をメンバーと共に考えた。

 ○…鶴巻小・中、秦野高校を経て成蹊大学に進学。中学から始めた野球は今も続けている。打つことが好きで、4番を務めたことも。1番の思い出は高校3年生、最後の甲子園予選だ。2回戦で日大高校と対戦、1―1で迎えた8回表の攻撃、自らが放った打球はレフトへ舞い上がった。ホームランなら大きな勝ち越し弾となるその白球は、無情にもポール際のファールゾーンへ。無得点で攻撃を終え、8回裏、相手打者が放った打球は、自身が守るライトを越え、スタンドに消えた。1―3で敗れ、「聖地」への夢は叶わなかったが、ここでの悔しさが、大学でも野球をやろうという思いにつながった。「大学野球は高校までとレベルが違うが、レギュラーを掴み、チームに貢献したい」と意欲を見せる。

 ○…20歳の誕生日に父がビールやカクテルなど様々なお酒を買ってきてくれた。普段はあまり飲まないが、「赤ワインがおいしくて、つい飲んじゃいました」とはにかむ。夢は教員になること。「部活動で恩師の姿を見て憧れを抱いた。先生になって野球を教えたい」。揺るぎない思いを胸にし、門出のプレーボールがかかった。

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