馬に触れて、学び、成長してほしい―。そんな想いで、アニマルワンダーランド代表の福島恵子さん(66)が、障がい者を対象に秦野国際乗馬クラブで乗馬セラピーを続けている。
同クラブを活動場所として、アニマルワンダーランドを立ち上げたのは2001年。福島さん自身、子どもの頃は病気で寝たきりの生活を経験しており、そんな折に父が身体を動かす機会として馬に乗せてくれた記憶があった。40歳の頃に渡英し、そこで「障がい者乗馬」の存在を知り、本格的に学び始めたという。
乗馬セラピーは、馬に指示をしたり、乗馬で身体を動かすため、認知機能や情緒発達、コミュニケーション能力の向上などに効果があるとされる。同セラピーに通う子どもを持つ市内在住の保護者によると「この子はこんなことができたんだ、という可能性を感じられるようになった」と話す。
中間馬の購入資金を呼びかけ
同所で教えているのは40歳代まで約10人。年齢層も幅広く体格差もあるが、現在はポニーとサラブレッドの2頭のみで、中間種の馬がいないため、個々に合わせた乗馬セラピーができないのが現状だ。
そこで今回、中間馬を購入するための資金集めに乗り出した福島さん。活動に賛同した地元の(株)コラム建設(鈴張町・樺島辰彦代表取締役)が50万円を寄付したが、目標金額の150万円にはまだ足りない。「身近で具体的な支援ができたことが嬉しい。子どもたちの助けとなれば」と樺島進一郎副社長。福島さんは「大きな支援をいただき一歩踏み出せた。広くみなさんに引き続きご協力いただければ」と話している。問い合わせは福島さん【携帯電話】090・8564・0439へ。
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