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自慢して何か得になる? 富士山といっしょ 輝く人生のために

掲載号:2018年2月9日号

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 やや前方を見すえながら汗だくになって登山道を登っていた時に、道の真ん中に仁王立ちになって私を見下ろしている男性が目に入りました。60歳前後で山慣れしている感じに見えました。目礼をして道の脇を通り過ぎようとした時に、いきなり「あなたは百高山を制覇しましたか?」と声をかけられました。「いえいえ、私はまだほんの少ししか登っていませんが…」。男性は軽く舌打ちして、私の頭のてっぺんから爪先までを値踏みをするように見まわして、「そうですか、ボクはとっくに征服しおわっていますけどねえ」と言って、また続けて「富士山ばっかりに何回登ったって、百高山をまだ登りおえないのでは順序が逆だと思いますけどねぇ?」。「すみません。これからです」云々。

 私はこの男性に見覚えがありませんが、どこかでチラリと私のことを聞いて、一発ブチカマシてやろうと思ったのかもしれません。山を制覇したとか征服したとの言い方と、高圧的・断定的なモノイイが気になりました。世の中には色々変わった人がいるんだなぁと思いました。

 ※百高山とは、富士山の3776mをトップに、高い山から100番目までの山の事をいいます。
 

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