秦野版 掲載号:2018年6月8日号
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県内で歴代2人目の柔道九段に昇段した 須坂 春樹さん 今泉在住 79歳

大きな背中に使命と誇り

 ○…「講道館の館長から昇段の連絡があった後、覚悟を決めるのに1週間かかった」と落ち着きのある太い声でつぶやく。柔道の普及に貢献し、これまで旭日双光章や文部科学大臣表彰を受章。2009年度に日本武道協議会から武道功労者として表彰され、日本武道館にその名が刻まれている。

 ○…生まれ育ったのは横須賀市。陸上競技の選手だったが16歳で渡辺利一郎師範の道場の門を叩き、柔道に魅了されていった。同門の兄弟子には東京五輪金メダリストの猪熊功氏や、後にプロ野球で活躍した森徹氏、後に大相撲にスカウトされた宮城野親方など著名人も多い。「雑草魂を心に秘め尊敬する先輩たちと切磋琢磨した」と青春の日々に思いを馳せる。

 ○…高校卒業後は神奈川県警の柔道特別訓練員に。30歳まで現役選手として活躍し、その後師範として警察官に柔道や逮捕術を指導。穏やかな人柄や指導力が認められ、主席師範を務めた。定年退職後もその大きな背中で県柔道連盟や関東柔道連合をけん引し、柔道普及の為に親子柔道大会の全国初開催や少年大会を増やす事に尽力。講道館創始者・嘉納治五郎師範や師・渡辺師範の理念”力必達(努力すれば必ず目標を達成できる)”を受け継ぎ、武士道に基づいた品格や知性と教養のある指導者を育成しようと努めてきた。「私の使命は人づくり」。現在も講道館監査班審議員として昇段候補者の最終審議に当たる。

 ○…妻と愛犬と3人暮らし。腕の痺れや足腰の痛みなど体には長年の稽古による痕が残り、道着に袖を通す機会も少なくなったが「本当は子ども達と畳の上で稽古したい」という。柔道一筋の人生。「土日も忙しく、わが子の授業参観も妻に任せきりだった。家族の協力があったから今がある」と感謝を口にした。

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