連載を終えて思うこと 富士山といっしょ 輝く人生のために
10回の連載原稿を読んでくださった読者のみなさまと連載の機会を創ってくださったタウンニュースさまにお礼を申しあげます。ありがとうございました。
私は日本で一番天空に近い富士山頂に立ったとき、グータラな自分を大変身させようと決心しました。生まれて初めて私の中の「本気度が沸点に達した」のだと思いました。なんとまぁ、そのとき私は「63歳」になっていました。
それから15年間せっせと富士山に登り続け、1404回になりました。他人に比べると何をやってもワンテンポ遅れてしまう私ですが、過去の自分と今とを並べてみると「よくやったねぇ」と自分をほめてやってもいいと思っています。富士山の登り下りのキツさの一歩一歩が自分の心と体を進化させていく仕組みのようなものを得心できたからです。ラクをして充実感が生れるはずがありません。一所懸命行動することの喜びには格別な充実感があります。
私の実際の貯金通帳は残高がゼロになるときがあって慌ててしまいますが、私の空想の「努力通帳」には今後「努力の残高」が増えていくだけなのだと思っています。
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