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秦野 コラム

公開日:2018.12.21

アウトドアと地域振興
ここを先途と
文=山本 哲史

  • やまもと てつし●1978年生まれ。秦野市堀山下出身。山屋食品工業(株)代表取締役。2017年に仲間とNPO法人 丹沢を愛する会を設立。2018年5月に秦野市内初の自転車大会グランフォンド丹沢・ヤビツ峠を開催した。

 多くのアウトドアスポーツが楽しめる街、秦野。丹沢は、私を含めアウトドアを愛する人間にとって魅力溢れる場所です。



 ヤビツ峠から表尾根を登り塔ノ岳へ。尾根伝いに大倉に下りる。またその逆を辿る表尾根縦走コース。サイクリストの聖地と言われるヤビツ峠。表尾根に連なる多くの沢も、沢登りに挑戦する方々にとって魅力満載の場所となっています。



 訪れる方の殆どは、首都圏を中心に市外から来られていますが、秦野の魅力をアピールする場所や機会は少なく、その大多数がアウトドアを楽しむだけで帰られています。秦野をもっと知ってもらい、名産品をお土産にしてもらえば、地域振興に繋がる事は間違いないですが、あまりに商業ベースになってしまうと、自然の中で汗をかき楽しむと言う本来の目的が脇役となってしまい、自然溢れる街の良さが失われてしまいます。



 例えば山岳スポーツの携帯食にはぴったりな北原堂製菓さんの「丹沢登山ようかん」のように、アウトドアビジネスの可能性に着目していくと、その裾野は広がっていくと思います。山岳スポーツの行動食としてナッツ類の地位は確立されており、秦野の落花生を生かせないか、私も今考えています。誰かがやるだろうではなく、私達市民皆が考える時が来ているのではないでしょうか。

 

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