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公開日:2019.08.09
秦野市
ごみ分別アプリ導入
回収日やルール、スマホで
ごみ分別アプリ「さんあ〜る」の配信が、8月1日から始まった。スマートフォンで手軽に収集日やごみ出しのルールを調べられる環境を整えるだけでなく、年間の可燃ごみ排出量の削減を図る。
「さんあ〜る」は、民間企業が開発したアプリ。自治体ごとにカスタマイズでき、一から開発するより経費を抑えられる。県内では平塚市、座間市、綾瀬市が導入している。
導入の目的はゴミ出しルールの周知・徹底と、それによる可燃ごみの年間排出量削減。ごみ出しのガイドブックやカレンダー配布、啓発活動は主に自治会単位で行うが、未加入者増加が一因となり「ルールが守られていない」という声が自治会から上がっているという。
若い世代が顕著で、「ルールを守らないのではなく、知らない可能性がある」と市環境資源対策課は話す。そのためスマホの普及率増加に合わせ、手軽に入手することができるアプリを導入した。
主な機能は居住地域の収集日を確認する「分別カレンダー」や、ごみの種類・ルールを記載した「ごみの出し方ルール」など。その他、分別方法がわかりにくい物をキーワード検索する「ごみ分別検索」や、英語表記機能を備えている。また、ごみの出し忘れ防止のため前日や当日に通知する「アラート機能」も搭載。年末年始の不規則な収集や、台風時の対応などの情報も確認できる。
同アプリはiOS端末とAndoroid端末に対応。App StoreとGoogle Play Storeから「さんあ〜る」で検索できる。
求められる可燃ごみ削減
秦野市は伊勢原市と「秦野市伊勢原市環境衛生組合」を組織し、両市のごみ処理を行っている。現在は、はだのクリーンセンター(曽屋)と伊勢原清掃工場でごみを焼却しているが、老朽化のため伊勢原清掃工場を2025年度末までに閉鎖し、はだのクリーンセンター1施設に集約する。
2018年度の1年間で排出された秦野市の可燃ごみは3万7419t。2016〜2017年度の2年間で可燃ごみは約3千t減量しているが、現在の計画では年間の可燃ごみの量を2025年度までに3万3600tとしており、前年度ベースであと3800t減らす必要がある。
市は2017年4月に15カ年の「秦野市ごみ処理基本計画」を打ち出し、可燃ごみ減量に取り組んでいる。ごみの組成比率から、草類分別収集で2250t、分別徹底で415t、生ごみの水切り徹底などで210t、事業系ごみ420tに削減目標を設定。これに、人口減に伴う505tの減少を加味している。
分別しやすい環境づくりのため、秦野市は一昨年度、レシート等小さな紙類を紙袋に入れ資源物に出せるよう変更。一定の成果を上げているという。また、今年度からは毎週2回目の可燃ごみの日を草類の回収日と定め、これまで別日だった剪定枝もまとめることで資源化に繋げていく。
今後は環境資源センター、本町地区、大根地区に設置されている持ち込み拠点「ストックハウス」を公民館中心に増設し、ごみの資源化をしやすい環境を整備する予定。
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