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秦野 人物風土記

公開日:2019.11.08

芸術文化の発展を目指すプロジェクト「ハダノ・アート・コモン」で活躍する
石井 貴子さん
ヴァイオリニスト 41歳

音楽は人と人をつなぐもの



 ○…秦野の芸術文化を音楽やタップダンスで盛り上げようと、秦野市出身の4人のアーティストが立ち上げたのが、「ハダノ・アート・コモン」。1年前に栄町のハダノ浪漫食堂でスタートしたこのプロジェクトの中心的な役割を果たしている。「コモンは共有という意味で、お客さんはもちろん、アーティスト同士など、様々な人たちが芸術や文化を共有できる場を提供していきたい」と意気込む。



 ○…昨年12月の初ライブを皮切りに毎月どこかの日曜日に浪漫食堂で開催しているライブ「SUNDAY ROMAN」、奥津国道美術館でのコンサート、福祉施設のクリスマス会出演などをこなしてきた。「いろいろなところから声をかけてもらうことが増えてきた。一人ですることには限界があり、仲間と一緒に活動することで幅が広がった」と話す。



 ○…1978年生まれ。秦野生まれの秦野育ち、生粋の秦野っ子だ。4歳でピアノを始め、9歳の時にヴァイオリンを手にした。東小学校を卒業後は川崎にある洗足学園中学校の音楽コースに進学。片道2時間をかけて通った。「一日の半分以上は音楽づけの毎日だった」と苦笑い。大学卒業後の02年にヴァイオリンとボーカルのユニット「つきよみ」を結成。04年にはメジャーデビューも果たした。



 ○…名古木で夫、小5の息子、両親の5人で暮らす。息子とはライブやコンサートにしばしば出かけていくという。常に音楽がそばにある生活を送る。「0歳から入れるコンサートなど、ママが公園にいくように誰もが音楽を楽しめる環境を秦野につくりたい。音楽は人と人をつなぐもの。ここに住む人はもちろん、外からも多くの人が訪れる、そんな秦野にしていきたい」と微笑んだ。

 

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