子どもたちも夏休みに入った8月。夏休みの宿題や観察日記などに使えそうなスマートフォン用アプリが『My図鑑』だ。このアプリを開発したのはKAIHAWK(カイホーク)の藍坂了さん(HN(ハンドルネーム)・秦野市在住)。「自分だけのオリジナル図鑑を簡単に作れるアプリです。写真とタイトル、説明文の3つを用意するだけで作成できます」と話す。
企業ロゴや広告ポスター、Webデザインなどを手掛けていた藍坂さん。仕事でスマホアプリの画面デザイン制作をするうちにアプリ開発に興味を持ったという。「もしアプリにできなくても、勉強した知識は少なくともWebデザインを作る過程で役に立つことは確実だし、損にはならない」とプログラムを一から勉強したという。
『My図鑑』は藍坂さんが手掛けた4番目のアプリ。2017年にリリース後、累計2万ダウンロードされている。
アプリのアイデアは近所にあったロッカー型の無人野菜販売機から。野菜が箱の中に入っている光景を面白く感じた。同時に、以前個展を見たことがある美術作家・深堀隆介さんの枡の中に流し込まれた透明樹脂の中の金魚の作品を思い出したという。「小さな箱に生き物を集める」という発想から、誰でも簡単にスマホで図鑑が作れるという『My図鑑』の開発に繋がった。
「自由な発想で作成楽しんで」
「My図鑑の良いところは汎用性の高さです。自分で撮った昆虫や野鳥、魚を図鑑にするのも大正解。ただ、生き物以外にも写真日記や料理をまとめたり、コレクションや御朱印などを記録するなど、さまざまな図鑑を作って楽しんでいただいているようです」と話す。小学生から高齢者まで使えるようにと操作性も簡単に設定しており、数種類のテンプレートを使うことでテーマごとに見た目を変えることも可能。写真と一緒にメモを保存できるアプリは「意外と少ない」そうで、利用者は自由な発想で図鑑を作成しているという。
「コロナ禍で遠くに遊びに行けない子どもたちでも、近くの山や川に出かけて昆虫採集をしたり、生き物観察ならできると思います。図鑑作りをゲーム感覚で楽しんだり、自然に対する接点を深めるきっかけになれば」。『My図鑑』はAppStoreとPlayStoreでダウンロードが可能。基本的な機能は無料だが、プレミアム機能付きへのアップデートや有料テンプレートのダウンロードには課金が必要となる。
今後も『My図鑑』アップデートを行うとともに、同じくKAIHAWK企画・開発の『お買い物電卓』アプリと、約1カ月前にリリースしたばかりの辞書作成アプリ『マイペディア』にも力を入れていきたいという藍坂さん。「この3つのアプリをもっとたくさんの人に使ってもらいたい」と話した。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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