弘法山を市民やハイカーなど観光客の憩いの場にしようと、8月6日から8日までの3日間、土地の管理を行う鈴木俊司さんとNPO法人秦野にぎわい創造まちづくり(久保寺邦夫理事長)、名古木・近隣住民有志10人が除草作業を行った。
場所は弘法山の麓にある「めん羊の里」。これまでオーナーの鈴木さんが約8000平方メートルの土地で羊の放牧を行っていたが、昨年に放牧を終了。しかし秦野市内が一望でき、丹沢山麓や富士山を望むロケーションを今後もいかしていきたいと、鈴木さんが所属する同NPO法人に相談したところ「一緒にまちの活性化につながる使い方を考えよう」と、まずは有志で土地の整備を行うことになった。
この3日間は、弘法山公園第1駐車場から見える範囲にある斜面の除草作業を中心に実施。炎天下のなか、草刈り機で手分けして夏場で生長の勢いを増した雑草を刈っていった。鈴木さんは「『秦野遺産・弘法山』として、この景色をいかして、秦野の良さを市内外の人に知ってもらいたい。将来的には一般開放して、自由に使ってもらえる広場にできれば」と話す。同NPO法人や有志と共に、今後も整備を進め、新たな観光スポットをめざすという。
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