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コロナ禍でも絆繋げる活動 地域で活動する団体を紹介

掲載号:2020年11月20日号

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青空の下、ソーシャルディスタンスを保って話を聞く
青空の下、ソーシャルディスタンスを保って話を聞く

 新型コロナウイルス感染症の影響で様々なイベントや催しが中止となっている。しかし、そんな中でも新しい生活様式を踏まえ、これまで培ってきた地域の絆を繫げ、活動している団体を取材した。

 社会福祉法人秦野市社会福祉協議会によると、今年度に入りコロナ禍の中で外出を控える高齢者が増えているという。同時に、ひとり暮らしの高齢者の中には、うつ状態に陥ったり、外出をしないことによる体力の低下なども見られている。

 こうした状況を改善しようと、秦野市内でも感染症対策を行いながら、工夫を重ねて活動を再開している団体が多数あるという。

活動レポート【1】正しい知識と予防法を秦野市社会福祉協議会

 高齢者を対象とした「青空サロン」が11月10日、下大槻団地中庭で行われた。その名の通り屋外でのサロンで、秦野市社会福祉協議会による初めての試みだ。「高齢者の方から話を聞いていると『ニュースを見ていると不安ばかりが募って、外には出たいけど実際に感染症予防など何をしていいのかわからない』という声が多かった。社協として、何かできないかと企画しました」と担当者は話す。

 サロンのテーマは「そうだったのか!コロナの正しい知識と予防方法」「身体を動かそう!」の2つ。大根地域高齢者支援センターや地区民生委員児童委員、自治会の協力を得て、呼びかけを行ったという。

 当日は約20人が参加。はじめに検温と消毒を行い、間隔をあけて置かれた椅子に座り、青空のもとで話を聞いた。

 サロンでは初めに、講師の同高齢者支援センター職員が感染症予防として何をすれば良いかを解説。部屋の換気や会食など食事をする時の注意点等の話をした。また、手の洗い方について実演を交えてアドバイスしたほか、手洗いをする5つのタイミングを伝えた。

 その後は、座ったままできる運動を実施。「おうちに閉じこもっていると筋力の低下や精神的な不調になります。今日やった体操をひとつでも家でやっていただき、感染症対策をしながら青空の下で楽しんでもらえれば」と話した。

 そのほか、民生委員児童委員などの見守る側や、商店などが実施しているコロナ対策の情報提供も行われた。

 参加した女性のひとりは「外に出る機会が減って夏はうつにもなってしまった。高齢者は体重が減ると筋力から減ると聞いたので、外に出て楽しいこともしてみたいと思います。大変参考になりました」と話した。

 社協では「対策をしながら、外でサロンができるということも示したかった。各地域の活動で参考にしてもらえれば」と話す。社協では、今回のようなサロンを開催したい団体からの相談を受けていく予定。問い合わせは社協【電話】0463・84・7711へ。

活動レポート【2】会員が力を合わせて対策落合健寿会

 秦野市落合地区では、「落合建寿会」(渡邉勤会長)が、感染症対策の工夫を凝らしながら健康増進活動を行っている。

 同会は2016年に設立され、高齢者の健康と教養を育むための「にこにこサロン」「ひばり詩サロン」を定期的に実施している。しかし、コロナの影響で外出自粛となり、サロン活動を一時休止。そんな中、3密を避け、家庭内でできる感染予防の情報発信や交流ができる手段はないかと、活動の再開を模索。7月から、非接触型体温計による検温や手指消毒の実施、会員全員へのフェイスシールドの貸与などルールを決め、活動を再開した。

 10月22日に行われたグラウンドゴルフでは全員の検温と消毒のほか、フェイスシールドの着用、椅子を置いての間隔確保、1人ずつ順番に行うプレー方法への変更など工夫を行っている。また11月2日のサロンでは落合会館の窓を開けて換気をしながら、川柳や囲碁を楽しんだ。渡邉会長は「対策を続けることで習慣になる。仲間で助け合って、少しでも健康を維持できるように取り組みたい」と話していた。

活動レポート【3】想い伝えて「安心」届け秦野市民生委員児童委員協議会

 市内12地区に分かれ、見守りや支援活動を行っている民生委員児童委員。「当たり前だったことができなくなった中、工夫をしながら活動している」と秦野市民生委員児童委員協議会の熊澤道子会長は話す。今年3〜5月の間は一斉に活動を中止。その中でも援助が必要な人々がいるため、手紙や電話、メッセージカードなどを通して、声掛けなどを行ったという。「本当に嬉しかった、と言っていただき、私たちの活動が力になっているのだと改めて気付けた。人を想うことで、私たちも幸せな気持ちになれました」と話す。

 6月から活動を再開し「感染しない、させない」を合言葉に、訪問時のマスク着用、手指消毒はもちろん、委員の会議なども広い場所で実施。また昨年の改選で就任した新任委員には、集まって話をする機会がない中で、ベテランの委員が個別にアドバイスするなどのフォローも行っているという。熊澤会長は「絆を途切れさせないように、心を一つに乗り越えていきたい」と話した。
 

運動の実演なども交えて行われた
運動の実演なども交えて行われた
3密を避けたサロン活動
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渡邉会長
渡邉会長
配布されたカード等
配布されたカード等
声掛けをする委員ら
声掛けをする委員ら

秦野市社会福祉協議会

秦野市緑町16-3 秦野市保健福祉センター内

TEL:463-84-7711

https://www.vnhadano.com/

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