市民運営型のシニア&高齢者サロン「おっきなて」(秦野市鶴巻北1の7の23)で12月15日、「おもしろ解説『忠臣蔵』」が行われた。講師を務めたのは元社会科教諭で鶴巻南在住の本多勝昭さん(72)。
「忠臣蔵」とは、元禄時代の赤穂事件のこと。この事件は、赤穂藩主・浅野内匠頭が吉良上野介から日頃受けていた嫌がらせに我慢の限界を超え、幕府にとって大切な儀式を行っている日に江戸城の廊下で吉良を刃傷したことが発端で起こった。激怒した将軍・徳川綱吉に即日切腹、お家取り潰しとされ、喧嘩両成敗の時代に自身の主君だけが咎められたことに憤った家臣の大石内蔵助ら赤穂藩士が、吉良を討ち取ることにより仇討ちを遂げた事件。江戸から現代に至るまで、芝居やドラマ等で語り継がれる人気の高い物語だ。
大石内蔵助らが討ち入りしている日に合わせて開催されたこの講座。本多さんは当時の人々の心情や裏話、その子孫と会った時の話など、参加者らと会話を楽しみながらテンポよく解説した。参加者は「知らなかった話が聞けておもしろかった」「歴史上の人物は遠い存在だったが、当時の心情など現代と重なる部分があり身近に感じることができた」と話した。
おっきなてでは、毎週火・木曜日にサロンを開設している。各回のプログラムはホームページで更新。1回につき100円で参加できる。
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