寄稿 「はだの歴史博物館」誕生に期待を寄せて 郷土史家 小泉孝
桜土手古墳公園内に市民が長い間待ち望んだ秦野の歴史・文化を紹介する場「はだの歴史博物館」が桜土手古墳館からリニューアルして、はや2カ月余りが過ぎようとしています。
歴史・文化を学ぶ立場の一人として、心より喜ばしく思っています。秦野の歴史・文化を市内外に向けて大いに発信する媒体としての働きに期待します。開館当初、連日100名を超える来館者で大変な盛況であったと聞き、博物館に寄せる市民の関心の高さを感じさせます。
首長をはじめとした関係各部署の方々の並々ならぬご尽力に感謝申し上げます。市民のだれもが秦野の歴史をいつでも学べる拠点として、今後の館運営に努めていただきたいと思います。隣接する古墳の並ぶ公園とあわせて、親子でも歴史・文化に親しめる場になってほしいと思います。
今後の企画展示にも秦野の特色を活かしたものをお願いしたいと思います。市民の皆さんが秦野の歴史・文化を知ることによって、より良い秦野のまちづくりの参考にしていただけたらよいと思います。歴史と文化はそのまちの素顔を表す指標の一つとなるものです。
ぜひ、子どもから大人までいつでも歴史・文化を学べる場として活用できるよう運営に努めてください。秦野ならではの豊富な歴史・文化をぜひ市民の皆さんと共有していきたいものです。コロナ禍の中、「はだの歴史博物館」の誕生は市民に希望を与え、歴史の中で語り継がれていくものと思います。ぜひ、末永く市民から愛される博物館を目指してください。
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