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秦野 社会

公開日:2021.03.26

【Web限定記事】
「曽屋水道記念公園」に土木学会選奨土木遺産の銘板を設置

  • 公園に設置された認定銘板付きの説明板

 秦野市は3月9日、曽屋水道記念公園(秦野市水神町9の23)に公益社団法人土木学会から授与された選奨土木遺産の認定銘板付き説明板を設置した。

 曽屋水道は、1890(明治23)年3月に給水を開始した簡易陶管水道・自営水道。横浜、函館に続き、全国で3番目に整備された近代水道の草分け的なもので、当時としては珍しく、住民が主体となって設置した歴史がある。曽屋水道記念公園は、かつて曽屋配水場として使われていた場所で、1983年にその役割を終えた後は配水池やポンプ室を遺構として残し、秦野市の水道事業の象徴として公園に整備した。

 2017年、この曽屋水道が国登録記念物(遺跡関係)に登録され、文化財としての価値が認められたため、秦野市は曽屋水道創設130周年を契機に、さらに価値を高めるため「土木学会選奨土木遺産」に応募。「我が国の水道技術の推移を今に伝える貴重な土木遺産」として評価を受け、2020年11月18日に「秦野・曽屋水道施設群」が土木学会選奨土木遺産に認定された。

 この認定に伴い、今回、同学会から認定銘板が授与されたという。そこで同公園内に、すでに設置されている国登録文化財の案内板の隣に、あらたに「選奨土木遺産」についての説明も加えた認定銘板を設置したという。

 秦野市では「今後も、曽屋水道の歴史や先人たちの功績を後世に伝承していく取り組みを行っていく」と話している。

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