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秦野版 公開:2021年5月28日 エリアトップへ

くずはの家 論文調査で水質改善判明 博物館ホームページに掲載

文化

公開:2021年5月28日

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論文を書いた手塚さんと、くずは緑地
論文を書いた手塚さんと、くずは緑地

 自然観察施設くずはの家の指導員である手塚真理さんらが書いた論文が、神奈川県立生命の星・地球博物館のホームページに掲載された。葛葉緑地に生息する昆虫を調査する過程で、葛葉川の水質が改善され多くの水生昆虫が復活したことが判明した。

 くずはの家がある葛葉緑地は1987年に「かながわのナショナル・トラスト第1号」に指定された。1998年に市が緑地内のくずはの広場中央ゾーンの土地を買い取り、自然観察の拠点として同施設を整備した。

 翌99年に行った調査結果をまとめた本「くずはの自然」によると、この時観察された昆虫は今より少なく、水質がきれいでなくとも生きられる生物が多かった。「恐らく川に流れ込んだ有機物による富栄養化が原因だったのではないか」と手塚さんは分析する。

水生生物が多様化

 一方で同施設のボランティア・えのきの会水辺分科会では、2010年から水生生物の調査を行っていた。その過程で「10年間で生息する幼虫が変わってきている」と感じ、専門家である司村宜祥(のりよし)さん、野崎隆夫さんを加え本格的に調査。成虫を調べることで、葛葉川に住む幼虫の種を確定させようと考えた。

 また、市の協力で下水道整備や水質調査の記録を照合したり、県の環境科学センターの調査結果を調べるなど緑地周辺の環境も調査した。結果、カゲロウ目5種、カワゲラ目6種、トビケラ目29種が採集され、当初確認できなかった多くの種が確認された。捕獲した昆虫の中にはきれいな水質での生息種類も見られたことから、上下水道の整備による水質改善が影響したと推察されている。

 「他にも、葛葉緑地は湧水が豊富で水量が一定なので、それも環境が安定する一因ではないかと思います」と手塚さんは話す。同施設では「今後も様々な方法で調査を継続し、生物相の変化の把握や河川の水質保全につなげていきたい」としている。
 

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