秦野市新町で「手打ちそば砂場」を営む川口浩太さん(77)が、この程神奈川県飲食業生活衛生同業組合の理事長に就任した。
同組合は1969年に県に認可され、現在県下で飲食業を営む約3200人が加入している。定期的に情報交換を行ったり、研修を受けられるほか、資金の借り入れや経営の相談など、組合員への手助けも手厚い。
川口さんは愛知県渥美半島の出身。15歳で単身上京し、住み込みでの修行を経て1978年に新町に「砂場」をオープンした。同時に同組合に加入。1994年には理事に就任し、2006年に秦野支部の支部長、2015年に副理事長を務め、今年5月に理事長に就任した。
ほかにも川口さんは神奈川県食品衛生協会の副会長や秦野伊勢原食品衛生協会の会長、秦野飲食店組合の組合長も務めるなど、多くの団体の長を務めている。新型コロナの影響を酷に受ける飲食業界-、怒涛の時期に理事長に就任となり、組合員への熱い思いを吐露した。
連携深め、支援を強化
「こんな状況は戦後初めてのことで危機感を持っています。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などが出てあまり動けない中で、いかに組合員さんがお店を継続していくかというところに1番重点を置いています」と川口さん。倒産・廃業してしまう店もでてきているといい、理事長として各店の存続が一番の気がかり。「協力金や助成金をいただいてなんとかつないで、この場をしのいでほしい」。コロナが収束した時にまた前の日常に戻れるように-、「様々な団体とより連携を深めて、いろんな形で支援をしていきたい」と声に力が入った。
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