10月17日から23日までは「薬と健康の週間」。医薬品を正しく使用することの大切さや、薬剤師の役割について多くの人に知ってもらおうと1978年に定められた。この週間にちなみ、薬と健康について秦野市内52薬局125人が加入する秦野市薬剤師会の大島正会長に話を聞いた。
健康の「よろず相談所」
「病気でなくても健康について相談できるのが薬局。よろず相談所として気軽に来てほしい」と大島会長は話す。
昨今、話題にのぼるのが”かかりつけ薬局”の存在だ。「いわゆる『行きつけの薬局』のことです。自宅近くなど行きやすい所に”かかりつけ薬局”を持っていただくのが良いでしょう」。使用している薬やアレルギー等が書かれた「お薬手帳」を持つことが推奨されているが、記載されているのは記録のみ。「何を飲んでいるのかはわかっても、医師とどんな話をしたか、薬を渡す際に薬剤師がどう説明したかなどはわかりません。普段の生活習慣を知っている薬局で投薬してもらうことで、より的確な話を聞くことができます」と話す。もし処方された薬が”かかりつけ薬局”になくても、取り寄せはどこでも可能なので「相談してほしい」という。
かかりつけ薬剤師とは
2016年からは「かかりつけ薬剤師」制度も始まっている。これは1人の薬剤師が、契約者の服薬状況を把握し、薬の飲み合わせや副作用等の相談などに24時間応じる役割を担う。契約に基づくため費用負担はあるが、薬局が開いていない時間帯でも相談できるというメリットがあるという。大島会長によると、制度を導入しているかは薬局によるため、かかりつけ薬剤師を持ちたい人は薬局に確認することが必要だという。
スキル生かし地域貢献
同会では献血活動や市民の日での健康相談、今年は新型コロナワクチン集団接種での協力など地域活動も行っている。近年の風水害や地震等の災害への備えとして、秦野市との協定に基づき薬剤の備蓄も実施。「しかし市民全員にいきわたるものではないため、避難する時は薬とお薬手帳を一緒にもって避難してほしい」と大島会長。「医療スタッフと共に、薬剤師としての技術で市民の健康のお手伝いをするのが使命だと思っています。薬やサプリメント、健康の悩みなど気軽に相談してください」と話した。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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