秦野市出身の水墨画家・長嶋芙蓉(本名・容子)さんが10月25日(月)から30日(土)、文房堂gallery(東京都千代田区神田神保町1の21の1の4階)で、初個展「ありったけのサンキュー」を開催する。午前10時から午後6時半(最終日は5時)。入場無料。
会場には100号サイズ(162cm×130cm)からはがき大のものまで、幅広い作品を用意。これまで描いてきたものから厳選した50点以上を展示する。最も大きい100号サイズは、今回のために新たに描いた作品だという。
水墨画との出会い
曽屋出身で本町小・本町中に通っていた長嶋さんは高校卒業後都内の服飾系専門学校に通い、服飾デザイナーとして就職し働いていた。その後、退職して若手クリエイターのプロジェクトに参加する中で、メンバーの紹介で美術モデルをすることに。この仕事で今の師匠である水墨画家と出合い、水墨画を学んだ。
これまでは展覧会やSNSなどで発表し、少しずつ仕事を増やしてきた。また、水墨画の敷居を下げようと全国平成水墨画協会女流作家と結成したパフォーマンス集団「水墨ueen(スイボクイーン)」や、イベントで知り合った女流作家と立ち上げたピンクリボン活動チーム「Brush」など普及啓発や社会貢献活動も精力的に行ってきた。そして今年7月、コロナ禍による世の中の変化や、自身の中の区切りなど様々な理由からアトリエ「Fuyou」を設立。今後は水墨画教室を軸に、イベント出演やワークショップなどを行っていくという。
長嶋さんが水墨画でこだわるのは、昔からある伝統の尊重と新しいことへの挑戦。ワインボトルやグラス、コラージュなど近代的なモチーフや抽象画を描くが、根底には「時代に合ったものを描き次世代に伝統を紡ぎたい」という思いがある。
五感で楽しむ展示会
「元気を届けたい」という思いで開催する今回の個展では、作品展示だけでなく様々な趣向を凝らしたイベントも実施。会場に自身のアトリエを再現し、高さ260cm(200号)の巨大水墨画を会期を通し完成させる。「華やかな作品の裏側」をあえて見せることで、来場者に水墨画家のリアルを伝える。
メインイベントは10月30日のライブパフォーマンス。第1部(午後1時)で弦楽四重奏・ピアノ・コンテンポラリーダンスとコラボしたライブペイントを、第2部(午後3時)でBrushによる大迫力の墨アートパフォーマンスを行う。
これ以外にもオリジナル謎解き「芙蓉からの挑戦状」を常設。謎解きが趣味という長嶋さんが用意した謎を解くことで、水墨画の見所がわかるという企画になっている。問い合わせは長嶋さん【携帯電話】090・8058・0405または【メール】fuyounagashima@gmail.comへ。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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