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秦野 政治

公開日:2022.01.28

草の根活動、4万軒を展開
新人・佐藤伸一氏

  • 「市政一新」を掲げ、15年後を見据えた身を切る改革と行財政改革を訴えた佐藤氏

  • 敗戦の弁を述べる佐藤氏。支持者からは健闘を称える拍手がおくられた

 「市政一新」「決断、実行。」を合言葉に選挙戦を繰り広げた新人の佐藤伸一氏。「自分が一番人脈や情報ネットワークを持っている現役の今が、秦野のために恩返しができるタイミング」と32年間勤めた秦野市役所を退職し、政治家として選挙戦に臨んだ。

 昨年10月から「地方政治は政党政治ではなく、市民から出る未来政治でないといけない」と早朝から駅頭を行ったほか、1軒1軒足で歩き、一人ひとりの声を聞く草の根活動を4万軒にわたり展開。選挙期間中の街頭演説では、コロナ禍で苦しむ市民の声に寄り添う政治、10年後、15年後の未来を見据えた「はだの成長戦略」の推進、住みたいまちナンバーワンの実現など、「秦野の未来を切り拓く」政治の必要性を訴えた。

 政党や組織などに頼らず、その政治姿勢に共感した人々によってネットワークが広がっていくという独自の選挙活動を行った佐藤氏。無名の新人としてスタートし、得票数は2万票に迫ったものの一歩及ばず落選となった。

 開票結果を受け、佐藤氏は支持者の前で「このままの行政では他から遅れていくと退路を断ってやってきた。このまちを良くしようという人が市民から推されて出ないといけないという気持ちで一所懸命歩き、活動中は40代から50代の方のエールが大変励みになった。これからの世代の人々に期待したが、投票率の低さに複雑な思いもある」とあいさつ。「期待してくれた人もたくさんいたので、冷静に受け止め、今後については考えていきたい」と語った。

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