秦野 人物風土記
公開日:2022.11.04
秦野市副市長に就任した
高橋 正道さん
曲松在住 62歳
生まれ育った秦野のために
○…副市長職の急な打診に、「びっくりした」と率直な感想。自分に務まるのか、再就職したばかりの会社に迷惑をかけてしまわないかなど葛藤はあったが、「生まれ育った秦野に寄与できるなら」と決心を固めた。「自分の力が秦野市のためになるのなら、誠心誠意全力で頑張りたい」と意気込みを語る。
○…大学卒業後に全国規模の建設会社に入社し5年ほど秦野を離れた。仕事のやりがいはあったが、子どもが生まれ「地元に根付きたい」と技術職で秦野市役所に入庁し地元に。都市部開発建築指導課長や都市部参事(兼)開発建築指導課長、都市部長を歴任し、市役所西庁舎改修や表丹沢野外活動センター建設に携わった。「あくまで個人の考えだけど、人は建物の中で過ごす時間の方が多いと思う。形として残り、間接的に多くの人の人生に関わることができるのが建設の仕事の面白いところ」と話す。
○…生まれも育ちも地元曲松。西小・西中を卒業し、小田原高校では自動車部に所属した。理系の車好きだが、大学の進路に車関係でなく建築を選んだ理由を聞くと、「今思えば建具店を経営していた父の影響かも」と笑う。子どもがサッカーチームに入ったのがきっかけで20年間コーチを務めた経験も。「女子サッカー県大会優勝で関東大会に連れて行ってもらったり、子どもたちには色々な経験をさせてもらった。機会があればまたやりたい」と話す。
○…就任後、責任の大きさと重さを実感し、身が引き締まる思いだという。「職員全員の力で秦野を良くしたい。そのためには職員が意見を言いやすく色々なことに挑戦できる環境が必要。プレッシャーは大きいが、堅苦しく考えずできることを精一杯頑張りたい」と柔和な笑顔を見せた。
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