秦野 経済
公開日:2022.12.02
次世代交通システムを学ぶ
市が生涯学習講座実施
Zip Infrastructure(株)(秦野市菩提42の1/須知(すち)高(たか)匡(まさ)代表取締役社長)で11月19日、第7回はだの生涯学習講座が行われた。今回は「次世代交通システムZippar(ジッパー)の開発」をテーマに、講演が行われた。
同社は須知社長が学生時代に東京都荒川区で立ち上げたベンチャー企業で、特許がある自走式ロープウェイ「Zipp ar」の開発を行っている。従来のロープウェイより低コストで建設でき、カーブや分岐を設定できるなど設計の自由度が高い次世代交通システムとなる。
当初は小田原市で1人乗り用の運行実験を実施。その後、秦野市と協定を結び、実験線用地として新晃工業(株)神奈川工場の敷地を借り受け本社を秦野に移転。現在は秦野発の技術として8人乗りロープウェイの開発を目指している。
当日は31人が参加し、慶應義塾大学時代に超小型衛星や惑星探査ローバCANSAT等の開発に携わり宇宙エレベーターの昇降機開発も経験したという社長の経歴や、Zipparについての説明を聞いた。質疑応答で参加者からの様々な質問に答えたあと工場内を回り、試験走行が行われている設備などを見学して解散となった。
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