秦野 教育
公開日:2023.05.26
上小学校
パパイヤ植え付け体験
学校150周年に合わせ企画
上小学校(府川伸校長)の特別支援学級で5月15日、青パパイヤの植え付け体験が行われた。講師は市の職員であり農家の桐山篤さん(36)が務めた。
これは特別支援学級の自立支援の一環であり、同校150周年に合わせた取り組みの一つ。昨年、食育として初めて青パパイヤを給食に取り入れたのをきっかけに、桐山さんと府川校長で「育てるところから挑戦しよう」となった。
授業ではまず座学で青パパイヤについて学習。土づくりや、パパイヤが草の仲間であること、育てるために必要な作業などをクイズ形式で学んだ。その後、耕運機に触れ苗の植え付けを体験。3種類10本の苗を桐山さん指導のもと、慎重に植えていった。
青パパイヤは鳥獣被害等に強い特性から、秦野市内で特産化を目指している。桐山さんによると上地区の農家が何度か挑戦しているが、標高が高いエリアのためかまだ栽培に成功していないという。「上地区こそ鳥獣被害対策が必要なエリア。上小の畑で成功させ、一つのモデルを作りたい」と意気込む。
今後は児童を中心に肥料やりや草取りなどを行い、秋の収穫を予定している。府川校長は「子どもたちには取り組みを通し達成感を味わってほしい。地域の方々を招いたお食事会なども企画できたら」と展望を話した。
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