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公開日:2023.09.22
秦野市立本町中学校
「お金」学ぶ授業 市内初
横浜銀行行員が講師
横浜銀行の行員を招いた金融教育の授業が9月15日、本町中学校3年生249人を対象に実施された。秦野市と横浜銀行が2023年3月30日に締結した「包括連携に関する協定」の一環として、市内公立校で金融教育の授業が行われるのは今回が初めてとなる。
秦野市と横浜銀行の「包括連携に関する協定」は、秦野市と横浜銀行が互いの強みを生かした協力体制を築き、地域社会の持続可能な発展と賑わいを創造することを目的に締結。連携内容として、同行の支援によるデジタル化の推進や次代を担う人材の育成などを掲げている。
同行はこれまでも出前授業などで金融教育に関わる取り組みを行っているが、自治体との協定に基づく実施は初の試み。市教育委員会が市内の学校に呼びかけたところ本町中が手を挙げ、希望する市内小中学校やこども園の教諭を招き一部授業を公開した。
独自教材を用いて
同行のウェブサイト「はまぎん おかねの教室」は、(公財)消費者教育支援センターの「消費者教育教材資料表彰2023」で内閣府特命担当大臣賞を受賞している金融教材。本町中の3年生を対象に3〜5時間目を使い、2クラスずつ授業を実施した。
当日は地域戦略統括部の橋本長明さんが講師を務め、「はまぎん おかねの教室」内のアニメーション動画や、通帳を模して同行が作った小遣い帳などを用いて説明。「金」の役割や機能、浪費を減らすための考え方など、金融のプロの分かりやすい解説に生徒らは真剣に耳を傾けていた。
授業を振り返り3年1組の三嶽愛望(あいみ)さんは「動画がとてもわかりやすかった。お金が信用で成り立っていることを知らなかったので勉強になった」。2組の渡邉知華さんは「お金は貯めるものだと思っていたけれど、自分の将来のための投資として教材を買うことも考えてみたい」と感想を述べた。本町中では来年2月にも「資産形成」をテーマに2回目の授業実施を予定している。
市教育委員会は「生徒が自分ごととして捉え、今後に生かすための学びとして、今回の授業は非常に有効だった」と話し、今後、市内各校への金融教育の拡充を目指している。
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