秦野市は脱炭素に取り組む一環として10月23日から、インターネットのポータルサイト「はだのde脱炭素」を公開。「2050年ゼロカーボンシティ」実現に向け、リアルタイムに情報を発信していく。
地球規模の取り組み
二酸化炭素など温室効果ガスの【排出量】から、植林・森林管理などによる【吸収量】を差し引き、合計を実質的にゼロにするカーボンニュートラル。地球規模の課題である気候変動問題の解決に向け、世界的な取り組みとして「2050年カーボンニュートラル」が進められている。日本では2020年10月、この取り組みを目指すことを政府が宣言した。これを受け、秦野市は21年2月、「2050年ゼロカーボンシティ」への挑戦を表明し脱炭素に取り組んでいくことを宣言。全国で285例目、神奈川県内では12例目の自治体として承認されている。
「水とみどり」を将来へ
秦野市は「2050年ゼロカーボンシティ」への挑戦を表明以降、地球温暖化対策実行計画を策定するなど、脱炭素の視点から都市像である”水とみどりに育まれ誰もが輝く暮らしよい都市”の実現を目指した施策を展開している。
今回、公開されたポータルサイトも取り組みの一環。サイト内で脱炭素についての解説や関連情報がリアルタイムに発信されるほか、市内で脱炭素経営に取り組んでいる企業の紹介レポートなども予定されている。
市環境共生課担当者は「地域脱炭素の主役となる市民や事業者に、脱炭素を”じぶんごと”として捉えていただくきっかけになれば。また、脱炭素に取り組むことへのメリットを認識していただき、ライフスタイルの変容や脱炭素経営への転換が加速していくことを期待しています」と話す。
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