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秦野 社会

公開日:2025.08.29

「鶴巻の大欅」、一部が倒木
当面は立入禁止に

  • 上部の空洞化した枝幹が折れ地面に落下(21日・住民提供)

 樹齢約600年とされる神奈川県指定天然記念物「鶴巻の大欅」(鶴巻南4丁目)の一部が、8月21日に倒木した。隣接する住宅地に倒れたが、けが人はおらず、枝が家の雨樋にかかった程度だった。

 21日午後2時頃、近所の女性が「バキバキ」という音を聞き現場へ。すると、大欅の主幹から分かれて伸びる幅約1mの枝幹が折れ地面に落下していた。駆けつけた秦野警察署によるとけが人はいなかった。

 大欅は5月、複数の枝が老木化によって折れたため敷地内は立入禁止に。後日に樹木医が診断し、結果待ちの状態だった。今回の枝幹はその枝に近い部分で、腐食や空洞化が進んでいた。

 鶴巻の大欅は樹高30m、胸高周囲10m。県内最古のケヤキで、1953年に県指定天然記念物に。欅の場所は土の神を祀る地神社で、代表役員の比々多神社・永井武義宮司は今後について、「住民が安心してケヤキを眺められるよう神社役員と県と相談しながら進めていく」。5月からの立入禁止は継続となる。

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