戻る

秦野 トップニュース教育

公開日:2025.10.03

秦野総合、秦野曽屋が統合へ
県教委が高校再編案公表

  • 2030年度に廃合が計画される秦野曽屋高=9月29日

 神奈川県教育委員会は9月26日、県議会文教常任委員会で県立高校8校を再編・統合する計画案を公表し、秦野総合高(市内南が丘)と秦野曽屋高(市内曽屋)が統合することが明らかになった。計画案では、両校は2030年度に統合、秦野総合高の敷地や施設を活用する。

 少子化を背景に、県教委が公立中学校の卒業予定者数の推移を見ながら進めている県立高校改革実施計画。3期に分かれた現行の全体計画の最後となる計画案では、2031年度までに両校を含む8校を4校に統合・再編。対象になった秦野市内2校について県教委は、「中・県西地域内のバランス、施設の状況を踏まえて選定した」。

跡地利用は未定校名も今後検討

 計画案では、市内2校の統合は30年度。統合後は秦野総合高の敷地・施設を活用し、総合高の現行と同様に単位制による全日制の総合学科となる。曽屋高での活動は29年度までのため、同校の生徒募集は27年4月入学の生徒まで。28年度は2・3年生のみ、29年度は3年生のみが在籍する。曽屋高の跡地利用については未定。

 公表された再編計画では、両校のほかに舞岡高と金井高、茅ケ崎西浜高と寒川高、上溝南高と相模田名高が対象校に。統合後は、それぞれ前者の敷地・施設を活用する。計画案は10月21日の県教委会合で正式決定する見通し。新校の名前はこれまでの例に倣うと、開校前年の6月県議会の議決を経て決まる。

 秦野曽屋高は1987年開校。母校の廃合計画を知った11期卒業生は、「驚いた。言葉に尽くせないほどの寂しさを感じている」と話した。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

秦野 トップニュースの新着記事

秦野 トップニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS