青葉発 復興支援ツアー ＮＰＯが企画「定期便に」
がれき処理に汗を流した
区内のＮＰＯ「Ｗａｖｅよこはま（金子拓也代表）」が企画した青葉区発の被災地支援バスツアーが、先月22日に実施された。同ＮＰＯが被災地を継続的に支援しようと立ち上げた「パッションあおばプロジェクト」の一環。区民ら34人が参加し、宮城県石巻市北上町でボランティア活動を行った。
「重いから気をつけて。みんなで協力して運ぼう」。津波で農地内にがれきが流されてきた北上町。地面がぬかるんでいるため重機が入れず、手作業による撤去しかできない。流木や廃屋、自動車など大きながれきも多く、参加者同士が連携し作業にあたった。参加者の一人は「寝不足や疲れは多少あるが、それ以上に被災地の役に立てたという充実感の方が大きい」と話した。
今回のツアーは「支援したい気持ちはあるが、きっかけがない」という区民の声が多いことを知った同ＮＰＯが、地元発で会社員や学生も参加しやすい”週末０泊２日”の日程にしたところ、多くの申し込みがあり実現した。「単発ではなく継続的に支援することが、このプロジェクトの目的。青葉発のボランティア定期便にしていきたい」と金子代表。
また、同ＮＰＯではオリジナルリストバンドを製作。支援活動に携わった人やツアー参加者に身につけてもらい、バンドの普及を通して青葉区から支援の輪を広げていきたいとしている。
この活動に関する問い合わせは【電話】０９０・３２０８・６６１６金子さんまで。
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