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公開日:2017.10.26

衆院選8区
地力見せ 江田氏6選
自民・三谷氏も復活当選

  • 6回目の当選を決め、支持者と万歳をして喜ぶ江田氏

  • 比例復活の三谷氏

 第48回衆議院議員総選挙が10月22日に投開票され、神奈川8区(緑区・青葉区・都筑区の一部)では無所属の江田憲司氏が約12万票を獲得し当選。次点だった自民党の三谷英弘氏も比例復活当選を果たした。

 前職の江田氏、元職の三谷氏のほか、共産党の新人・加藤リカ氏、政治団体フェア党代表の新人・大西恒樹氏の4人で争われた今回の総選挙。勝利したのは地力に勝る江田氏だった。

 江田氏は所属していた民進党が事実上瓦解し、無所属での挑戦だったが、強固な地盤をバックに選挙戦を展開。投票終了後の午後8時に当確が報じられた。江田氏は「今回の選挙は(無所属として)政治家の原点に立ち戻り、皆さん一人ひとりと手を携えて勝ち得た勝利」と感謝を述べたほか、「選挙前に分断された野党を束ね、自民党に対抗できるライバル政党作りにまい進していきたい」と今後の野党結集に意欲を見せた。

 一方、前職・福田峰之氏の離党を受け、急きょ自民党公認候補となった三谷氏。限られた時間の中、菅義偉官房長官が4回にわたり選挙区に応援に入るなど総力戦を展開するも落選となった。三谷氏は涙を見せたが、比例で議席を獲得。「次はしっかりと小選挙区で勝利したい」と話し、「教育施策の充実に積極的に取り組みたい」と語った。

 貧困と格差の是正を訴えた共産党の加藤氏、経済の根本的な問題解決を訴えた大西氏は票が伸びなかった。

投票率は過去最低

 小選挙区投票率は緑区51・32%(前回比3・36ポイント減)、青葉区54・78%(同2・93ポイント減)で、小選挙区制となって以来最低。今回から含まれた都筑区の一部は55・51%だった。

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