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公開日:2014.07.10

川和高校岩崎まどかさん
競技かるたで県選抜に
7月末に全国大会出場

  • 一番好きな伊勢大輔の札を手にする岩崎さん

 川和高校(市毛正仁校長)に通う岩崎まどかさん(3年)が7月末に茨城県で行われる全国高校総合文化祭「小倉百人一首かるた部門」の県選抜メンバーとして出場する。昨年に続き2年連続の選出。決勝トーナメント出場を目指し、日々の練習に励んでいる。

 競技かるたはコンマ1秒を争う世界。それぞれの陣地に配置された札を取り合い、自陣の札を先に0枚にした方が勝利となる。少しでも速く札を取るには100首すべてを暗記していることが前提だ。試合直前には15分の暗記時間が与えられ、配置を覚える暗記力と、1時間以上続く試合へのプレッシャーをはねのける精神力が必要となる。また札の取り方もさまざまで、その激しさから「畳の上の格闘技」と呼ばれている。

 総合文化祭は「文化部のインターハイ」と呼ばれる夏の全国大会。今年は7月29日から31日まで茨城県で行われる。岩崎さんは今年4月に行われた県予選会に出場。その中で上位8人に食い込み、2年連続の県代表メンバーに選出された。「去年の全国では予選リーグで敗退したのが悔しかった。今年こそは決勝トーナメントに」と意気込む。同大会は5人チームの団体戦。仲間と励ましあいながら、上位入賞を狙う。

重圧乗り越えいざ本番に

 岩崎さんが百人一首に触れたのは小学校低学年のころ。競技かるたは小学5年生の時、友達と一緒に始めた。その後は市内のかるた会や大会に積極的に参加し、腕を磨いてきた。岩崎さんは「試合はとても緊張するけど、シミュレーション通りに札を取れた時がたまらない。当日はリラックスして試合に臨みたい」と話している。

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