神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2013年10月10日 エリアトップへ

横浜夢座の第11回公演に「ヘイヘイおじさん」の本人役で出演する 新井 俊次さん 深谷町在住 72歳

公開:2013年10月10日

  • LINE
  • hatena

天性のサービス精神、再び

 ○…「実際に話が来るとは思わなかったから、びっくり、しゃっくり」と冗談を飛ばし笑う。缶バッジが付けられた帽子に、黄色い派手な衣装。2002年に閉園した「横浜ドリームランド」の回転系アトラクション「ミュージックエキスプレス」を操作する名物男性従業員「ヘイヘイおじさん」として、多くの来場客に親しまれた。愛称は、当時流行したフィンガー5の『学園天国』を歌うことから、来場客が名づけたもの。「今回の出演もお客さんがきっかけで声がかかったの。迷ったけど、『またヘイヘイを聞きたい』って声に推されて決めたんだ」

 ○…佐賀県出身。奈良ドリームランドで働いていた妹の「横浜でも造っているよ。お兄ちゃんに向いていると思う」との薦めで、24歳のときに横浜へ。「勇気がいったよ」と当時を振り返る。働き始めてからは、すべてのアトラクションを覚えるため、10数カ所を回った。中でもミュージックエキスプレスは定年退職を迎えるまで7年間担当した。

 ○…「黙って操作するのがいけない」。仕事に対するポリシーは強かった。「お客さんは小さな子どもから大人までいる。会話をしながら安心させて、その人に合わせて回していた」という。画一性に囚われず臨機応変に、天性のサービス精神と思いやりが客の心を捉えた。「黙っていてはつまらない。とにかく楽しませたいから、会話をしていたの」。担当中は無事故。アトラクションは話題になり、何度も乗るために長い行列ができた。「閉園時間を過ぎた後まで回すことも、しょっちゅうあったよ」と懐かしそうに思い出す。閉園が決まったときは「惜しい」の一言だった。横浜ドリームランドが歩んだ37年間は、自身の半生と重なる。

 ○…今は舞台稽古や取材などで多忙を極める毎日。「自分でセリフを提案したら、脚本より増えちゃった。どうしよう」とはにかみ、困り顔。懐かしの掛け声で、再びファンを沸かせる。

戸塚区・泉区版の人物風土記最新6

永吉 和弘さん

この春から戸塚警察署署長に着任した

永吉 和弘さん

戸塚町在勤 54歳

4月18日

小山内 章さん

この春から泉警察署の署長に着任した

小山内 章さん

泉区和泉町在勤 54歳

4月11日

原 恒夫さん

さくらプラザでモザイクアートの40回目記念展示を行う

原 恒夫さん

戸塚区戸塚町在住 84歳

4月4日

青葉 裕子さん

東俣野町の農園で多世代コミュニティーの形成を目指す

青葉 裕子さん

東俣野町在住

3月28日

山口 キヌさん

102歳を迎えてなお、元気にスローライフを楽しむ

山口 キヌさん

平戸在住 102歳

3月21日

菅原 美穂さん

横濱花博連絡協議会の副会長を務め、マスコットのブンブンをデザインした

菅原 美穂さん

市内在住 38歳

3月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

  • 2月8日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook