関東学院大学金沢八景キャンパスで6月19日、ドキュメンタリー映画「第4の革命―エネルギーデモクラシー」の上映会が行われた。当日は経済学部の学生ら250人が鑑賞した。
企画したのは、鳥浜町の水産仲卸会社社長・瀧澤博さん(56)。映画は、ドイツで風力・太陽光発電導入の立役者となったヘルマン・シェーア氏(故人)がナビゲーターとなり、環境活動家らが、再生可能エネルギーへのシフトについて語る内容だ。「東日本大震災後、自分たちがエネルギーをいかに人任せにしてきたか思い知らされた」という瀧澤さん。「その反省の上に立って、どういう方法があるのか、私たちが考えなければならないんです」と、上映の理由を語る。
自主上映を初めて行ったのは1月。中区で実施した。フェイスブックやツイッターなどのウェブサイトを通じて多くの観衆を集め、今月には磯子区の杉田劇場で再度の上映を果たした。「観衆の多くは中高年。これを若い人にも見てほしいと考えました」と瀧澤さん。同大学OBのつてで、経済学部の安田八十五(やそい)教授と連携し、今回の上映会にこぎ着けた。
「原発反対と騒ぐだけでなく、しっかりと将来を見据えなければなりません」という瀧澤さんの呼びかけでスタートした上映会。学生たちは真剣なまなざしをスクリーンに向けていた。安田教授は「意義ある上映会になったと思う。瀧澤さんは、私の若いころを見ているよう」と目を細めた。
瀧澤さんは、このほど立ち上がった経営者組織に参加して今後もエネルギー問題に取り組む意向。映画上映に関しては、「あくまでライフワークとして取り組む。『食育』関連映画の上映会開催が当面の目標です」と語った。
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