横浜商科大 新入生に地産弁当 市内企業も協力
横浜商科大学=東寺尾=で4月3日と4日、今春入学した新入生280人のために、横浜野菜などを使った「地産地消弁当」がふるまわれた。
地域関わるきっかけに
商学科、貿易・観光学科、経営情報学科の3つの学科を持ち、経営やビジネスなどについて専門的に学ぶ学生が集まる同大。企画に携わった同大の宍戸学教授は、「地産地消は、ビジネスを勉強するための素材になる。地元の活性化のために、学生たちが地域に関わり、考えるきっかけを与えてみたかった」と趣旨を説明する。地産の弁当を新入生にふるまう取り組みは今回が初めてだという。
企画には、横浜産の食材を使った弁当を提供し、地産地消を積極的に進めている仕出し弁当店「うお時」=中区=やキリンビバレッジ株式会社など、市内企業が協力。学生たちは、横浜産の小松菜や椎茸などを使った特製ナポリタンなど、工夫を凝らしたメニューの数々を楽しんだ。
うお時の渡邉清高専務取締役は、「横浜でこれから学ぶ学生たちに、多文化で特色のある横浜の魅力を感じてもらうきっかけになれば」と期待する。
弁当を食べた学生は、「野菜は地方で獲れるものというイメージだったが、横浜でもこんな食材があり、おいしいとは知らなかった」と驚いていた。
同大は、今後も地元を題材にして、学生の学習を進めていきたいとしている。
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