県政報告ひでしの「実績で勝負」㉔ ロボットリテラシーの導入実現 公明党 鈴木 ひでし
今回は、平成27年第1回定例会で私が提言した、「ロボット教育の導入」について、県主導で実現しましたので報告いたします。
ロボット教育の必要性
ロボットは、第4次産業革命における重要なコアテクノロジーであり、最近では、ロボットに関する報道を見かけない日がないほど、多くの企業・大学で研究開発が進められています。国や地方自治体においても、乗り遅れまいとロボット振興策が打ち出されており、中には、神奈川に倣った取組みも見受けられます。
県が「さがみロボット産業特区」の指定を受けた4年前には想像もできなかったことであり、全国に50近くある総合特区の中でも、唯一、生活支援ロボットの実用化、出口戦略に焦点を当てた神奈川の先駆性を示すものであるといえます。
さて、様々な生活支援ロボットが開発・実用化され、普及・浸透していく中で、注意すべきは、いかに優れ、安全・安心・快適な生活を実現しうるロボットであっても、それを開発する側、使用する側が誤った目的、使い方をすれば、逆に危険な存在にさえなり得るということであり、今後、ユーザーである我々がロボットとどう向き合っていくかが重要となってきます。
そこで、ロボットを正しく使い、真のパートナーとして接していくための「ロボット教育」を全国に先駆けて実施するよう提言しました。
ユーザーの心育む授業
私の提言を受け、県は「さがみロボット産業特区 ロボットリテラシー授業」を開始しました。これは、近い将来ユーザーとなる子供たちが、ロボットを「正しく」「誰にも迷惑をかけずに」上手に使いこなすこころを育む「ロボットリテラシー」の涵養を目的とした授業で、全国で初めて特区内の小学校で実施されました。
授業では、ロボットの構造を知るための「座学」だけでなく、介護現場などで使用中のロボットを実際に使う「体験学習」も行われ、子供たちは目を輝かせながら授業を受け「ロボットのしくみや操作のやり方がわかりとてもよかった」といった感想があったそうです。
県では、これからもテーマを変えながら「ロボットリテラシー授業」を継続するとしており、私も県の取組を注視し、「ロボットと共生する社会」の実現に向けて、より効果的な取組となるよう更なる提言も行っていきたいと考えています。
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