男子プロバスケットボールの国内新リーグ「Bリーグ」の9月開幕に向け、「川崎ブレイブサンダース」(旧東芝)が川崎市を拠点にするプロ球団として始動。16日には、リーグ主催による全36クラブの代表者を集めた発起会が開かれ、集客増を掲げた方針が示された。
川崎の前身、東芝ブレイブサンダース神奈川は、東芝のバスケットボール部として1950年に創部。ナショナルリーグのNBLでは2013年と今年、優勝を果たしている。新体制では川崎市を本拠地(ホームタウン)とし、中原区のとどろきアリーナがホームアリーナになる。
チームを運営するTBLSサービス(株)(川崎区)の荒木雅己社長は「これからは選手もプロ契約に変わる。今までは従業員のための企業チームだったが、これからは川崎の市民球団として親しまれる存在を目指す」と語る。
NBLとbjリーグが統合して誕生したBリーグは1部、2部の18クラブずつに分かれ、8カ月間のリーグ戦を行う。16日、日本バスケットボール協会の川淵三郎会長は「常識を変えて新しい発想で臨まないと成功しない。それが日本代表の強化につながる。全試合のアリーナを満員にする気持ちで臨んでほしい」と代表者らを激励。リーグでは最重要事業としてチケット収入を掲げている。
5千人集客 基準に
昨年、リーグ階層分けの際に示された1部の選考基準は、年間売上2・5億円と、5000人を収容できる、年間試合数の8割のホーム戦を行えるアリーナの確保。荒木社長は「まずはチームを知ってもらうことが第一。地域にビラを配布するなど、川崎市とも協力しながら周知を強化していきたい」と語った。
リーグは9月22日に開幕。川崎のホーム開幕戦は9月30日、10月1日、とどろきアリーナに横浜ビー・コルセアーズを迎える。
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