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多摩区・麻生区 人物風土記

公開日:2026.07.24

高津警察署に勤務する警察官であり、総合格闘家として活動する 森永 ユキトさん(本名:森永進登) 多摩区寺尾台在住 31歳

  • 森永 ユキトさん(本名:森永進登) (写真1)

夢を追い「人のため」に

 ○…自分が夢を追い続ける姿が、地域の人の安心につながれば――。高津警察署に勤める現役の警察官でありながら、第7代PFCバンタム級王者という総合格闘家の顔を持つ。朝5時起きで走り込み、休憩時間にトレーニングするなど、ハードな勤務の傍ら日々の体作りに余念がない。8月には防衛戦を控える。「今後に期待してもらえるような試合を見せたい」と思いを語る。

 ○…静岡県島田市出身。父が好んだ格闘番組に夢中になり、小学1年で空手を始めた。「打撃も寝技もできるように」と中学で柔道に転向、進学を機に上京し総合格闘技を始めた。実績を積みプロの夢をつかむも「自分の実力も含め、現実を見てしまった」。内定を受けた警察官の道を選び、格闘技はこれが最後と切り替え、デビュー戦が引退試合に。勝利で有終の美を飾った。

 ○…交番勤務、自動車警ら隊と常に現場で危険と隣り合わせ。「警察官は最後の砦。まずは自分を守れなければ」と新百合ヶ丘のジムに通い、体が動くほど眠っていた夢が顔をのぞかせた。練習を本格化させ、再度プロデビューを果たし二足の草鞋を履く。現在はパトカー乗務で事件や事故の初動対応を担う。「強い相手に挑む気持ちが警察官として現場に立ち向かう力になり、臨場する時の冷静な判断力が格闘技に生きている」。ともに命の危険をはらみ生半可な気持ちではない。「覚悟と責任を持っている」と鋭い眼差しをみせる。

 ○…全試合応援に駆け付け「毎回震えて泣きながら」見守ってくれる妻への感謝は絶えない。努力を続け、夢を追う姿がいつか人のためになればと願う。2歳になる息子のも大きな力だ。「俺のおやじ強いんだぜ、って自慢できるようなかっこいい背中をみせたい」

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