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多摩区・麻生区 スポーツ

公開日:2024.01.01

相撲
「悔しさ」ばねに角界へ
秋山恋さん(18) 向の岡工業高校3年

  • 部員とぶつかり稽古をする秋山さん=12月18日、向の岡工業

    部員とぶつかり稽古をする秋山さん=12月18日、向の岡工業

  • 蹲踞(そんきょ)をする秋山さん

    蹲踞(そんきょ)をする秋山さん

 武隈親方(元大関・豪栄道)が率いる武隈部屋に入門が決まり、念願の角界デビューを1月に控える。「プロの稽古についていけるかな」と不安を漏らす一方で、「ずっと行ってみたかった大相撲の世界。自分がどこまで通用するのか楽しみ」と期待に満ちた表情を見せる。

 「粘りの相撲」が身上だ。166cm・105kgと、相撲の世界では小兵力士と言えるが、立ち合いから得意の左前みつを掴んで重心の低さを生かせば、真骨頂であるしぶとさが発揮される。指導する向の岡工業相撲部の清田英彦監督は、「腰が重いので、押しづらくて投げにくい。対戦する相手にとっては嫌な選手」と評価する。

出会いは小学生

 相撲との出会いは小学生のとき。小さいころから体が大きく、地元東京都府中市で行われたわんぱく相撲大会に1年生から参加していた。3、4、5年と都大会に出場したが成績は振るわず。悔しくて近隣にある相撲道場の門を叩いた。

 中学に相撲部がなかったため柔道部に入り体づくりに励んだ。その一方で、中学1年のころから神奈川の雄・向の岡工業の練習に府中の自宅から足しげく通うようになった。中学時代は東京都の学年別で8強に入ったが、満足のいく結果ではなかった。「悔しい」。その思いが自身を奮い立たせてきた。

 進学した向の岡工業では、2年時に団体戦メンバーとして関東新人大会で優勝を果たした。個人でも全国の土俵を踏んだが上位には食い込めず。加えて、けがで練習ができない時期も過ごし、納得のいく成績は残せなかった。「このままでは終われない。相撲でひと花咲かせたい――」。進む道は心に決めていた。

憧れの部屋で

 師匠となる武隈親方には、後援者を知っていたおじのつてで中学生のときに初めて会って声をかけられた。「行きたいと思っていた」という憧れの部屋で新たな一歩を踏み出す。「幕内に入れるよう頑張りたい」。その目標に向け、まずは筋肉をつけて、体重を増やすことが課題。清田監督は、「まじめで言われたことを素直にコツコツと続けるタイプ。武隈部屋には強い力士がたくさんおり、体づくりもしっかりしている。強い体をつくって上を目指してほしい」と教え子にエールを送る。

 まずは1月上旬にある新弟子検査を受ける。合格後、1月14日から始まる初場所の前相撲で初土俵を踏む予定だ。2024年は新たな挑戦の年となる。抱負を聞くと、「相撲をとる中で、くよくよしないで、自分らしく元気でいられればいい。1年目から、できるだけ勝ち星をあげられるよう頑張りたい」と力強く答えた。

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