市議選麻生区 定数7に9人が名乗り 現職6人、新人3人の争いか
4月1日告示、10日投開票の川崎市議会議員選挙へ向け、麻生区から立候補を予定している顔ぶれが出揃ってきた。本紙の調べでは定数7に対し現職6人、新人3人が名乗りをあげている(3月21日現在)。
現職は雨笠裕治氏(民主党/6期・52歳)、花輪孝一氏(公明党/3期・57歳)、山崎直史氏(自民党/2期・37歳)、山口和子氏(神奈川ネット/1期・49歳)、勝又光江氏(共産党/1期・57歳)、尾作均氏(自民党/2期・54歳)が立候補の意思を固めている(前回の得票数順)。新人では、民主党公認の木庭理香子氏(43歳)、みんなの党公認の月本琢也氏(32歳)、無所属の福田治氏(43歳)が出馬を表明している。
前回トップ当選を果たした雨笠氏は川崎縦貫高速鉄道をやめ、あざみ野〜新百合ヶ丘間の横浜市営地下鉄の延伸を推進することで無駄な投資を市民生活事業へ振り替えたいと主張する。 花輪氏は政務調査費の全廃による議会改革の促進とともに、防災対策の推進による防災弱者の支援、救急医療体制の改革による病院搬送時間の改善を訴える。
山崎氏は議員定数の削減や政務調査費の使途公開、次世代を担う子育て支援の充実や横浜市営地下鉄3号線の延伸に引き続き力を注いでいきたいとしている。
山口氏は現場の声に基づく待機児童、児童虐待、DV対策や高齢者、障がい児者のための在宅福祉の充実、緑地保全、近隣自治体と連携した災害対策を訴える。
勝又氏は災害者救援と緊急防災対策、救急医療の充実、保育園・特養ホームの増設、子どもと高齢者の医療費助成、中学校給食実施の必要性を訴える。
尾作氏は市民の生命財産を守るため危機管理能力の向上を訴えるほか、持続可能な財政基盤の確立のための行財政改革、効果の市民還元を目指す。
木庭氏は介護ヘルパーや子育ての経験と知識を生かし、介護や出産、子育て、医療、教育、まちづくり分野で市民と行政の架け橋になりたいと主張する。
月本氏は区政への権限移譲や民間への委託を進めるスリムな地方自治の実現や、コミュニティバス等の交通整備、ライフライン確保による災害対策を訴える。
福田氏は4ヵ月未満児の育児不安を解消する制度・施設の整備による出産・子育て支援、行政の意識・業務改革、大雨に強い街づくりなどを目指す。
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平成19年に行われた前回の市議選における麻生区の投票者数は6万2646人。投票率は50・58%だった(男性は49・99%女性は51・16%)。
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