3月27日に厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が発表した都道府県別の将来推計によると、2010年から2040年までの麻生区の人口増加率は7・5%で、神奈川県内でも横浜市都筑区、川崎市高津区に次いで3番目に高い数値。県内の人口は2015年前後をピークに減少に転じるという推計の中、麻生区では増加傾向が続くと見られる。
3月1日現在、麻生区の人口総数は17万2337人で、前年同月との増加率は幸区・高津区に次いで市内で3番目に高い0・78%となっている。
区内町丁別の増加率をみると、片平7丁目(40・8%)、はるひ野4丁目(24・3%)、はるひ野3丁目(15・4%)、はるひ野5丁目(14%)などが上位を占める(カッコ内の数値は2012年12月末日現在の前年同月との人口増加率)。
住宅開発進む
川崎市統計情報課によると「近年、麻生区内ではマンションや戸建ての住宅開発が続いている。そのため、転入者増も続いていることが増加傾向の要因」としている。実際、区内でも増加率の高い片平やはるひ野、白鳥などの小田急多摩線沿いでは、マンションギャラリーや建て売り物件が建ち並ぶ。
区内に多くの物件をもつ小田急不動産(株)新百合ヶ丘店の関利夫店長は「片平・はるひ野などは新たに区画整理されたきれいな宅地。柿生駅―栗平駅間の片平川沿いには『スポーツ・健康ロード』として整備された地域の憩いの場がある。自然が溢れ、小田急多摩線各駅までも徒歩圏内のため、人気を集めている。もともと畑や田んぼだった土地なので、人口の増加率も必然的に高いのでは」と話している。
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