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麻生区版 公開:2016年4月15日 エリアトップへ

百合丘在住飛永かの子さん 地元発ビールを考案 地域の活気作り目指し

文化

公開:2016年4月15日

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リリィスタウトを手にする飛永さん
リリィスタウトを手にする飛永さん

 百合丘の住宅地に4月8日、地元在住の主婦がクラフトビールや日本ワインなどを取り扱う「Kanoco BEER&MARCHE」をオープンした。併せて発表したのが、ユリの名を冠したオリジナルビール「LILY STOUT」(リリィスタウト)だ。

 同店をオープンしたのは地元在住の飛永かの子さん(46)。ご当地商品として「素敵な1日を!」をコンセプトに作ったリリィスタウトは、モルトのコクや香りに加え、スパイシーさとバニラのほのかな香りが含まれたオリジナルレシピのビールだ。昨年9月に飛永さんが茨城県の酒造メーカーに出向いて配合を考え、長野県で約1200本を生産した。「ラベルをデザイナーさんにお願いすることなども自分でやったので、一つの商品を世に出すことがこんなに大変なのかと思いました」。女性らしい手書きイラスト風の白鳥とLILY(ユリ)を商品名に付けたビールは昨年末にデザインもまとまり、酒販免許の取得などを経て今春の商品化にこぎつけた。

自分が出来ることで貢献を

 5年前に夫婦で百合丘に引っ越してきたタイミングで会社員を辞めて主婦になった飛永さん。「百合丘は暮らすのにとても良い街ですが、マンション住まいだったこともあり、人との交流が少なくなってしまいました。改めて社会と繋がって地域の活気作りに何か貢献していきたい」との思いから店舗運営を思い立った。

 これまでにワインやチーズに関する資格を取得し、武蔵小杉の生涯学習施設でワインセミナーを開講していた飛永さん。「ワインだとブドウの生産からやらないといけないので、ここで出来ること、自分が出来ることを考えてビールを選びました」ときっかけを振り返る。

 リリィスタウトは現在、地元の飲食店などに卸してはいるが販売は飛永さんの店舗のみ。夏には爽やかさを考えた第2弾ビールも検討中だという。「近所の人の交流の場としてお店が成長して、百合丘発のビールも広まっていけば」と飛永さんは話している。商品に関する問合わせは同店(百合丘3の24の36の101・【電話】044・712・3088)へ。

第1弾では約1200本を作った
第1弾では約1200本を作った

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