ツールドふじの 7月実現 チーム右京が企画協力
「芸術の街」とともに、地域興しの一貫として「自転車の街」を押し出している藤野。同地区で初となる自転車の祭典『ツールドふじのチャレンジライド2013』が、7月21日(日)に開催される(同実行委員会主催)。メーン会場となる名倉グラウンドでは、藤野の特産物販売や、自転車に親しむイベントも予定。全国に「サイクリングの街・藤野」をアピールしていく。
自然豊かな景観と、適度なアップダウン、カーブなどが、サイクリングロードに適していると、自転車愛好家に人気の緑区。これまでその特性を活かし、相模原市などが宮ヶ瀬湖周辺などで大規模な自転車レースの開催が検討してきたが、交通規制や安全面などの課題が残り実現が叶わなかった。そうした中、レース競技ではなく、サイクリングを楽しむイベントとしての開催ならば、交通規制などの課題がクリアされる見通しが立つことから、今回緑区の中でもサイクリング人気の高い藤野で、初めて開催されることが決定した。
大会の企画には、元F1ドライバーで、相模原市名誉観光親善大使である片山右京氏が率いるプロサイクリングチームの『Team UKYО』が全面協力。同チームは、廃校になった旧菅井小学校を拠点に活動し、日本最高峰の自転車レースに参戦する他、次世代を担う子どもたちを豊かな自然の中育てるチャレンジスクールを藤野地区で行っている。また、藤野地区の商工会、観光協会、自治会、山岳会をはじめ、多くのボランティアが協力するなど地域一体となって大会を盛り上げていく。
藤野の自然を満喫できる2コースを設定
「Team UKYОへの挑戦」と名付けられた大会は、上級者向けの3ステージに分けられた100Kmコース、初・中級者向け37Kmコースが設けられ、規定時間内に完走を目指す内容。プロ選手が乗り方のテクニックとメンテナンスのコツを教える、小学生とその父兄向けの10Kmコースも設定。サイクリング人口のすそ野拡大につなげていきたい意向だ。名倉グラウンドでは、片山氏と元バレーボール五輪代表の益子直美氏や、安田大サーカスの団長などとのトークショーも予定されている。
今回の開催にあたり『Team UKYО』では「多くの方の協力でイベント開催の運びとなりました。この大会を機に、地域との交流をさらに深め、自転車の普及に取り組んでいきたい」と話している。
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