「全国中学校体育大会」が8月、四国4県で開催され、神奈川県代表として出場した小堀倭加さん(旭中学校2年)が水泳女子200m背泳ぎで2位に輝き、大沢中学校野球部が軟式野球でベスト8に進出。緑区内の中学生が全国で躍動、好成績を収めた。
年に一度、各都道府県大会などを勝ち抜いてきた全国の中学生が集い、開催される同大会。
水泳競技・女子100m、200m背泳ぎに出場した小堀さんは、県予選を両種目とも標準記録をクリアし、1位で突破。県予選で「調子が良かった」と手ごたえを持って臨んだ全国大会では、100mは予選16位だったものの、200mは4位で決勝に進んだ。決勝では「予選で同じ歳の子がナショナル記録を上回っていたので負けていられないと思って、前半から飛ばした。後半バテていたので不安だった」という中、見事2位に輝いた。「自己ベストでナショナル記録も上回れたので嬉しかった。でも2位は少し悔しい」と大会を振り返る。
顧問の山本政子教諭は「部活とスイミングクラブとの両立で負担も大きい中、チームを引っ張ってくれている。みんなに良い励みになる」と喜びの声をあげた。小堀さんは同大会でナショナル記録を突破したことで、2020年東京五輪に向けた(公財)日本水泳連盟の強化選手に選ばれた。「来年、全国で優勝できるように練習していきたい」と抱負を語った。
22年ぶりの晴れ舞台
県大会で2位、関東大会で見事優勝し、全国への切符を掴んだ大沢中野球部。22年前にクラブチームも参加する全国大会(全日本少年野球大会)への出場経験はあるものの、同大会に出場するのは初。
1回戦で札幌市立柏丘中に7対2、2回戦で沖縄市立美東中に2対1で勝利し、準々決勝へと駒を進めた。ベスト4を懸けた試合は、仙台育英学園を相手に1対4で惜敗。八木達也主将は「全国ベスト8も優勝を目指していただけに悔しい。後輩たちには来年全国優勝してほしい」と後輩たちにエールを送った。
顧問の内藤博洋教諭は、「選手全員がリーダーシップをとれるチームで、野球部が学校を盛り上げていこうとやってきた。全国に行ったことで、次の代は比較されると思う。それをバネに大沢の伝統を築いていってほしい」と話している。
なお、他の同大会出場選手・結果は次号以降で紹介予定。
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