神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
逗子・葉山版 公開:2013年7月19日 エリアトップへ

葉山町 し尿投入施設を整備 浄化センターの一部活用

社会

公開:2013年7月19日

  • LINE
  • hatena
逗葉新道料金所そばの浄化センター
逗葉新道料金所そばの浄化センター

 葉山町は今年度、葉山浄化センター(葉山町堀内)の一角に新たなし尿投入施設を設置する。早ければ9月頃にも工事に着手し、年度内中の完成を目指す。し尿処理にかかる下水道施設建設計画の見直しを迫られてからおよそ2年半。既存の施設を活用する形で見通しがついた。

2年半ごしの懸案にめど

 同町では2009年まで町クリーンセンター(現在は閉鎖)でし尿を焼却処理していたが、処理費用や環境負荷がかかることなどから、公共下水による処理への転換を決定。浄化センターに隣接する敷地に総工費約3億6千万円をかけ、新たに処理施設を新設する計画をまとめていた。ところが、用地の一部は県道路公社から借り受けると想定したものの、該当地は道路として町に移管されたものであることが10年12月に判明。同町では道路を敷地と一体化して開発することは条例で認めておらず、計画そのものを見直さなければならない事態に陥っていた。

 町はその後、規模を縮小するなど条例に抵触しない計画を再協議。建造物を新設せずに、費用も抑えられる既存施設を活用する案にいたった。ただ、同センターは国の補助金を受けて建造されており、従来の目的外の使用が基本的に禁じられているため、国への申請と承認までに時間を要した。

 新たな計画では、施設の一部に投入口を設ける。運搬車が搬入の際、直接し尿を投入できるため建物を新設するよりも工程が省けるのが利点だ。さらに工事も機械設備や電気系統などの整備で済むため、当初計画よりも大幅に工事費が安価になった。6月議会では工事にかかる約4880万円の補正予算を可決。工事は条件付の一般競争入札で7月中の開札を経て、選定された業者と本契約を結ぶ。

 現在、町ではし尿処理を横浜市に委託。委託量は年間約1万キロリットルで、12年度ベースで運搬費用と処理費用を合わせた委託費総額は約1億7300万円にのぼる。同センターの下水処理量は平均して1日約5千トン。し尿投入設備が完成すれば1日あたり0・5%程度搬入量が増える見込みで、町下水道課では「外部委託する半分以下に費用が抑えられるのではないか」と話している。
 

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

逗子・葉山版のトップニュース最新6

葉山に新たな観光資源を

ビーチキャンドル

葉山に新たな観光資源を

森戸海岸で初開催

4月12日

青ジャンパー、駅前で19年

逗子観光推進の会

青ジャンパー、駅前で19年

「若者に案内続けてほしい」

4月12日

災害時、トイレ備えは

本紙アンケート

災害時、トイレ備えは

逗子、葉山ともに足りず

3月29日

子どもの笑顔のために

小坪小150周年

子どもの笑顔のために

5月25日に記念イベント

3月29日

70余年の歴史に幕

逗子市身障協

70余年の歴史に幕

「若い世代にあと託す」

3月15日

まちのコミュニティー目指す

うぇるま

まちのコミュニティー目指す

4月から本格始動

3月15日

あっとほーむデスク

  • 4月12日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

  • 3月15日0:00更新

逗子・葉山版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

逗子・葉山版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook