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公開日:2026.01.30

文部科学大臣優秀教職員表彰
逗子市から2人選出
小坪小・三井教諭、逗子小・熊谷教諭

  • 賞状を手にする三井教諭(上)と熊谷教諭(下)

    賞状を手にする三井教諭(上)と熊谷教諭(下)

 教職に対する情熱や責任感などで、優れた成果を上げた教職員を表彰する「文部科学大臣優秀教職員表彰」。2025年度は全国で827人と57組織が表彰された。逗葉地区からは逗子市立小坪小学校の三井裕紀教諭と市立逗子小学校の熊谷祥子教諭の2人が選ばれた。

 同表彰は教職員の意欲を高め、資質能力の向上を目的に2006年度から始まったもの。1月20日には東京大学の安田講堂で表彰式が行われた。

地域と連携

 三井教諭は新卒採用で市立沼間小で6年間勤務した後、小坪小に異動。同校で9年のキャリアを積んできた。今回の受賞では総合的な学習の時間「小坪っ子タイム」での実践が評価された。

 4月から7月にかけては、減少傾向にあるアオリイカを題材にした「アオリイカプロジェクト」を実施。産卵場所となる天然の海藻が減少している現状を受け、地元の漁師の協力を得て、海藻に代わる木で組んだ産卵床を海に沈め、産卵を促しアオリイカを増殖する取り組みを行った。9月から12月には「キャリア教育」の視点で地域で働く人たちとつながりを持ち、「お金」と「やりがい」について学んだ。そして1月からは集大成として、アオリイカを次世代に残すために地域とどう取り組んでいくかを学んでいるという。

 表彰については「モチベーションにはなるが、自分ひとりの成果ではない。学校の取り組みが評価され、みんなでいただいた賞だと思っている」と語った。

「なぜ?」を大切に

 熊谷教諭は社会人経験を経て教員となり、4年前から逗子小で勤務。子どもたちの実態に合わせ教材・教具や授業構成を工夫した点が評価された。例えば電磁石の実験では、市販のセットを使う方法もあるが、あえて身近な材料の釘と導線を用いて電気を流し、子どもたちが「なぜ?」「どうして?」と疑問に思うような授業作りに注力した。また、実物を見せることも大切にしている。ホウセンカの茎を実際に切って水が出てくると、子どもたちは面白がって「水の通り道はどこまで通っているんだろう」と考えるようになるなど、視覚的な理解を促す工夫をしている。

 子どもの頃、自分がつまずいたり、「どうしてだろう」と考えることがあったことがこうした授業のやり方につながっているという。「師匠と仰ぐ先輩方の指導や管理職の協力、同僚のサポートのおかげでやってこられた。これからも子どもたちの興味関心を引き出す授業作りをしていきたい」と抱負を述べた。

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