鶏の解体を実際に見学、経験することで、改めて「食」について考えるワークショップが7月8日、慶應大SFCと近隣の山林地で開催された。環境情報学部3年生の菅田悠介さんが主催し、同大や他大学の学生をはじめ、市民、家族連れ約30人が参加した。
冒頭で「ニワトリクイズ」が行われ、参加者は「卵のサイズSMLは何で決まるか」など、鶏の生態や市場状況について知識を深めた。山林地では鶏の羽や身体に触れた後、菅田さんが手本としてオス1羽の首を回して気絶させ、解体作業を実施。参加者は固唾をのんで見守った後、オス1羽とメス2羽の解体に挑戦した。メスの腹からは殻付きの卵や、卵黄も出てきて、参加者を驚かせていた。すべて部位ごとにさばかれた鶏肉はカレーとして調理し、みんなで舌鼓を打った。
市内花の木から訪れ、率先して羽抜きや補助を行っていた小学2年と年長の両親は、「子どもの衝撃が大きいかもと心配していたが、冷静に受け止め、積極的に手伝っていたことに驚いた。小さい時に貴重な体験をさせられることができて良かった」と話した。学生は「鶏の肉は固かった。でも、1食分の肉を食べるって、こんなに大変なことだと思い知った。しっかり噛み締めたい」と語っていた。
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