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鎌倉 社会

公開日:2011.06.10

EM団子で池を浄化
玉縄の谷戸池で

  • 子どもから高齢者までみんなで団子作り

 大船観音寺の裏手に位置する谷戸池の”浄化作戦”が今月4日、地域住民らによって行われた。



 この取り組みは、有用微生物群であるEM菌を混ぜた土団子を池に入れ、その微生物の働きで水質浄化に役立てようというもの。



 2002年から毎年6月と10月の年2回、行われている。



 この谷戸池は、元々農業用水の溜池だった。周辺の住宅化が進み、一時生活排水も流れ込んでいたことから水質悪化が激しく、悪臭を放つなど地域の問題になっていたという。



 そこで住民が集まり20年ほど前に「谷戸池を良くする会(菅原政夫会長)」が発足、水質浄化に取り組んできた。その後、(株)イーエムジャパン(市内大船)の信国祐介社長と出会い、EM菌を活用した浄化を開始した。現在では、カルガモやマガモをはじめ鯉やカメなどが生息し、悪臭もなくなっている。



 今回参加した地域住民は「みんなの力で谷戸池を管理していければ」と話した。



 このEM土団子は、菌発酵後に池に投入される。

 

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