神奈川県内の商店街による優れた取り組みを表彰する第1回「かながわ商店街大賞」が行われ、このほど市内のサザン通り商店街が準大賞に選ばれた。
1999年に道路の名前がサザン通りに変更されたのを機に、翌年に南口中央商店街から現在の名称になった同商店街。今回評価を得たのは「サザンオールスターズ」の知名度を活用した独自の賑わい創出だ。
2000年のサザン茅ヶ崎凱旋コンサートで演奏された全楽曲を商店街に掲示したり、サザンの曲だけのカラオケ大会など、ファンも楽しめる様々な仕掛けを行ってきた。中でも4年前に商店街の空き店舗を改装した「サザン神社」は大きな注目を集めた。
同商店街の小林健二会長は「最初はバンド30周年のお祝いで作るつもりだったのに、いきなり活動休止がアナウンスされて驚いたね。それなら感謝の気持ちを込めて『ありがとね』ってことで神社をやったら結構反響がありましたね」と全国からファンが集まった当時の盛り上がりを振り返る。
サザンは街の財産
商店街の運営で小林会長が考えるのは加盟店のメリットだという。「自分たちがまず楽しまなければ来た人は楽しめないと思います。だけど自己満足で終わらせるだけでも駄目。多くの加盟店が参加できるよう、その気にさせるのが自分の役割。サザンという街の財産で注目は集まるけど、そのメリットをどう売り上げにしていくかが大切」と話す。地元客にまで盛り上がりを波及させるのが難しいという小林さん。これからも様々な商店街企画を打ち出していくという。
茅ヶ崎版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>